奨学金制度と大学進学

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奨学金を借りすぎると問題になるの?そんなことはない。

奨学金は借りれる最大限借りることを推奨

当サイトでは大学に進学するのであれば、日本学生支援機構の奨学金である第一種奨学金はもちろんのこと、第二種奨学金にも合わせて申し込み、両方から借りることのできる最大額を申し込むことを推奨しています。奨学金=借金だと考えている人からすると問題視されそうな提案内容ではありますが、これには次のような理由があります。

もしも奨学金が余った場合は貯金しておけば良い。
奨学金を借りたからといって全て使い切る必要はもちろんありません。思ったよりも生活費が安かった。大学で良い成績を取る事ができた為、授業料が一部免除してもらえた。アルバイトの給料が思っていた以上に多かった。そのような理由で奨学金が余ることはよくあることです。そんな時は奨学金は使わずに卒業して返還が始まるまで貯金しておけば大丈夫です。使い切る必要は全くありません。

奨学金が足らなかった時どうするか

逆に思っていた以上に生活費がかかった。近くに良いアルバイト先が全く無く、収入を確保できなかった。勉強しなければいけないことが多く、アルバイトなんてとてもできない。というような理由でお金が足りなくなることは起こりえますよね。他にもパソコンが壊れてしまったり、事故に巻き込まれてしまったりすると大きな出費が急に必要になることだってあります。そんな状況になってから奨学金の貸与月額変更願を行い、奨学金を増額してもらったとしても、早くとも1カ月程度は振り込みまでに時間がかかります。親や友達から一時的に借りるということや、緊急事態であれば学生ローンなどを利用することで回避できますが、金利も高いことからなるべくそのような手段は使いたくないですよね。お金が足りなくなった時に取れる手段というのは案外少ないものです。最初から少し多めに奨学金を申請していれば・・。と後悔しても時すでに遅し・・。

奨学金の貸与月額変更にて、途中で増額する手続きは少し面倒

貸与月額変更願という書類に必要事項を記入し、FAXや郵送すること毎月の奨学金を増額することは可能ですが、もちろん「奨学金を増やして欲しい」「いいですよ。では翌月からこの金額でいきましょう」と、いうように簡単に増額できるものではありません。住所、氏名、奨学生番号、大学名、学部などを記入するのはもちろんですが、増額の理由を記述する必要もあります。また連帯保証人を選択しているのであれば連帯保証人の実印、印鑑証明書、サインが必要となります。大学生とご両親が同じ住まいに住んでいるのであればそこまで面倒な手続きではないかもしれませんが、子供が一人東京で一人暮らし。なんて状況ではとても面倒な作業です。奨学金を増額したい時というのは、すぐにお金が必要だ。というような緊急性を帯びた状況が多いです。そんな緊急時にいちいち書類を書いて、印鑑証明を準備してetcは煩わしいのではないでしょうか。

多く借りたからといって、他の奨学生に迷惑はかからない。

優しい人であれば「自分が奨学金を多く借りてしまうことによって、他の人が奨学金を借りることができなくなってしまうのでは?」と心配してしまうでしょう。ご安心ください。自分が奨学金の額が他の奨学生に影響を及ぼすことは全く無いと考えて大丈夫です。国の財政と同じように日本学生支援機構にも予算があり、その中で何人まで、いくらまで奨学金を貸与できるか計算している。というように思われがちですが、国が国債を発行しているように日本学生支援機構も債権を発行することができます。日本学生支援機構も国の機関なので債権を買いたい人がとても多く、投資家や銀行などから広く資金を集めることができます。なので予算が足りなくなれば債券を発行することで、国債と同じようにほぼ制限無しで資金を集めることができ、それを第二種奨学金として貸し出すことができます。つまり、自分の奨学金の大小が他の奨学生へ直接影響を及ぼすことは 考えられません。

多く借りるのが嫌な人には途中で減額するという手段も有り

奨学金が不足していた場合に増額できるのと同じように、減額することも可能です。増額する時と同じように貸与月額変更願を提出することによって翌月の奨学金の振り込みから金額が変わります。心配していた大学での生活も1年程度経過し、生活の基盤、サイクルも整い毎月どれだけのお金が必要なのかおおよそ検討が付いていている。アルバイトも見つけることもできたし、卒業するまで続けることもできる。だから奨学金を減額してもなんら問題無い。というようになってきた2年目以降にら奨学金の額を減らすというのはいかがでしょうか?最初の1年は多めに借りておくことで不足の自体に対処できるように生活に余裕を持たせておく。(余ればもちろん貯金する)1年間大学生活を続けてみて、どれだけお金がかかるか不明瞭だった部分も解消された。というようになったら減らす。これも1つの方法ですね。

第一種奨学金、第二種奨学金共に在学中は無利息。

もし大学在学中であっても利息が発生するのであれば、余分に借りてしまうとその分多く利息を支払うことになってしまいますね。だから大学在学中でも利息が発生してしまう教育ローンなどはなるべく必要以上の金額を借りないことが望ましいです。入学金や引っ越し費用、生活家電の購入費用にアパートの敷金など、最初に考えられるだけの費用を正確に計算、予想して借りる。教育ローンの場合はこれが正しいです。しかし、奨学金の場合は別です。第一種奨学金はもちろんのこと第二種奨学金も在学中は利息が発生しません。だから毎月の生活費やアルバイトによる収入などを極力計算し、必要最低限の奨学金を借りるということで得られるメリットは特にある訳ではありません。余れば貯金、卒業後まとめて返還。これでOKです。

卒業後、繰上返還申込書ですぐに繰上げ返還することが可能。

繰上げ返還ができなかったり、繰上げ返還手数料が発生するのであれば多く借りているとデメリットですね。銀行といった営利企業の住宅ローンや教育ローンの場合だと、繰上げ返還するのには費用が必要だったり、最初の10年間は繰上げ返還することができなかったりと、制約を設けてるところももあります。営利企業からすると繰上げ返還されると利息収入が減ってしまうことから嫌がるのも当然かもしれません。しかし、日本学生支援気候は営利目的ではないことから繰上げ返還に対して、何かしらの制約は付けていません。

つまり、貸与が終わっているのであれば返したい時にいつでも、どれだけでも、手数料を掛けることなく返すことが可能です。逆に連帯保証人ではなく、機関保証制度を利用した方は繰上げ返還に相当する保証料が返却されます。

繰上げ返還を利用すると支払う利息は当然減る。

例えば第二種奨学金を月額2万5千円。卒業までの4年間でトータル120万円、利息1.93%にて借りており、卒業後12年間、144回に分けて返還する場合、毎月おおよそ9,423円の返済額になります。仮に繰上げ返還し1回の返済で10カ月分行うとすると単純に9,423円×10か月の94,230円返還すれば良いと考えますが、実際は繰上げ返還するこにより返還までの利息としてがおおよそ13,187円減ることから81,043円程度返還することになります。差額の13,187円が繰上げ返還したことによる、利息減少分です。注意点としては繰上げ返還したとしても、翌月の返済額は9,423円とこれまでと変わらず、返還期日が繰り上がる点です。

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