奨学金制度と大学進学

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当サイト「奨学金制度と大学進学」の目的

当サイトは各種奨学金制度や教育ローンのメリットデメリットなどを紹介することで、費用面で大学進学を悩んでいる方のサポートをすることを目的としています。

大学に進学したいけれどなるべく親に負担をかけたくない。できることなら自分の力、責任で大学に進学することはできないだろうか。そんな悩みを持った高校生の方。 子供を大学に進学させてあげたいけれど、今の家庭の収入では不安。大学に進学させてあげられたとしてもバイトを強いるような環境にはさせたくない。なんとか入学金や授業料といった教育資金を親の力で準備できないだろうか。と考えているご両親。

そのような方々が当サイト「奨学金制度と大学進学」と出会ったことで大学に進学について少しでも前向きになって頂ければ嬉しく思います。

奨学金は借金なのでしょうか?

最近では日本の奨学金シェアNo1の日本学生支援機構の奨学金制度について「奨学金と呼ぶと聞こえは良いが、返済が必要であることから実質は借金だ!」「学生支援を目的としておらず、ビジネスとして学生を搾取の対象として見ている」というように取り上げる雑誌やニュース、識者が増えてきているように思います。

これはそもそも日本学生支援機構の奨学金制度に問題があるのではなく、競争原理が働かず、誰でも大学に進学することが可能なことが原因です。しかしながら一度ニュースや雑誌などで奨学金=借金だと取り上げられてしまうとこの悪いイメージを塗り替えるのは容易なことではありません。

奨学金は利用しないほうがいいのだろうか

多くの高校生やご両親は奨学金は利用しないほうが良いのではないだろうか?と考えてしまうことでしょう。そして奨学金制度を利用することは借金をすることと同じこと。借金をする自分は情けない人、何か悪いことをしようとしているのではないか。それならば無理して大学に進学しないほうが正しいのではないか。このように後ろめたい気持ちになり、大学進学自体を諦めてしまう方もいることでしょう。

奨学金は投資であるという考え方

しかしながら奨学金=借金という認識は大きく間違っています。ただしくは奨学金=投資であると考えるべきです。例えば最終学歴が高校卒業と大学卒業では大学卒業の方が生涯賃金が5000万円近く多いという統計データがあります。

外部リンク 年収ラボ サラリーマンの生涯賃金特集

仮に大学に進学後は両親からの仕送りも見込めず、学費や生活費などを全て自分で工面する必要があることから毎月20万円の奨学金が必要となり、卒業までの4年間で20万×12か月×4年の合計960万円の費用が発生したとします。
統計データと同じように大学に進学することで生涯賃金が5000万円の増加すれば5000万円-960万円の4040万円特したことになります。奨学金を利用して準備した960万円が将来的に4040万円の利益をもたらせてくれるのであれば、これは借金ではなく投資だと言えるのではないでしょうか。

「そんなうまいこと良い会社に就職し、高い給料を貰えるのは一部の人だけ。多くの人は奨学金の返済すらままならない低所得者だ。実際問題、奨学金を返済することができないが為に生活苦を強いられている人もいる」このように言われる方もいます。

奨学金の返還に困った時、取れる手段や制度

もし、景気が非常に悪く、良い会社に就職することができず、奨学金の返済ができない状態に陥れば、返済の猶予制度、免除制度が利用できます。あまり広く知られていない制度ではありますが、これらの制度を利用することで返済に追われる苦しい生活を続ける必要はありません。また日本学生支援機構では奨学金を利用している人の年収データを統計情報として公開しています。こちらを見ても奨学金制度を利用して大学に進学することは正しい判断だと分かります。

大学に進学すれば誰でも高収入になれる訳ではない。

「努力した者が全て報われるとは限らない。しかし、成功した者はすべからく努力をしてきた」という有名な言葉があります。これを次のように言い換えることができます。 「大学に進学すれば誰でも高収入になれるわけではない。しかし、高収入者の多くは大学に進学していた。」

ニュースや雑誌などで取り上げられる悪いイメージに惑わされ、奨学金制度を利用して大学に進学をすることに後ろ向きになってしまうのも仕方が有りません。そうならない為に、雑音を跳ね飛ばし、目標に向かって愚直に取り組む姿勢を崩さない強さを身につけていきましょう。

知らないと後悔する高卒が抱える3つの問題

最終学歴が高卒卒業であろうと本人の大きな努力により豊かな人生を歩まれている方もいます。そのような数少ない事例を取り上げ「大学に進学しなくとも成功できる」と考えてしまうのは安易です。向上心、やる気、能力のある高校生が知っておくべき高卒が抱える3つの問題点を紹介します。

1・CMに出てくるような有名な転職サイトを利用できない場合がある。

高校卒業と同時に働きだしたとして、いつかは転職を視野に入れなければいけない状況が訪れるかもしれません。 そんな時、大学卒業者であればリクナビNextといった大手転職サイトを利用し、大手企業への転職活動を行うでしょう。 しかし、高校卒業者では転職サイトに登録すらさせてもらえないケースがありました。

そうなると ハローワークやタウンワークなどの情報誌を利用して転職を行うことになりますが、 門戸が広く公開されているだけあって給料は平均より低めです。 もちろん高校卒業以上が求められている求人と大学卒業以上が求められている求人。 どちらが給料が高いかなんて考えるまでもありません。

2・大学にしか公開されていない求人が多数ある。

給料がよく、安心して働くことができる優良企業を辞める人はいません。 もし定年退職により席が空いたとしても一般には公開せず、大学卒業予定者にしか公開しないケースが多々あります。

これは転職サイトや求人サイトに自社の情報を載せるのには莫大ば費用がかかるのに対して、大学に求人を出す場合はたいして費用が掛からず、 加えて若くて能力のある人にだけに案内をすることができるので、非常に効率が良く、探してる人材を見つけられるからです。 もちろん大学教授からの個人的な推薦により、誰も入れない優良企業に就職することもあります。

3・幸せとは良き仲間に囲まれ、お互いに認め合う環境にいること

数年後会社で大きな結果を出したとします。そんな時、どんな人から認めてもらったり、褒めてもらいたいでしょうか? できるなら能力や成績の悪い上司や先輩からではなく、自分と同じ能力を持った上司や先輩、 さらにいえば自分より優れた人に褒めてもらいたいとは思いませんか?

高校卒業時に入社できる中小企業ではあなたのことを真に認め、評価してくれる人は少ないかもしれません。 あなた自身も「この人と一緒に働きたい」、「この上司について行きたい」という人を見つけることができず、 この会社は駄目だ・・。と落胆してしまうこともあるかもしれません。

能力のある高校生であるならば、奨学金を借りてでも大学に進学し、 良く理解し合い、認め合うことができる環境が整っている会社に就職すべきです。 不思議とそういった会社の多くは給料が高いことが多いです。

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